3x3と5x5の違い 〜競技者視点で〜
最終更新: 2020年12月11日
こんにちは、亀山です。
前々回、3x3と5x5の違いについて観戦者視点でお話をしました。
(記事はこちら。)
今回は、競技者視点での違いをお話したいと思います。
これから挑戦しようかなとか、試しにやってみようかなという方にぜひ読んでいただきたいです。
とは言っても、私自身は"お遊び"程度でしか競技はしていないので、秋田スティーラーズの選手にお話を聞きたいと思います。
お話してもらうのは、ガードの#32 松浦璃央選手です。

(11月17日撮影)
ー まずは簡単に競技歴のご紹介をお願いします。
小学校入学してすぐに父に「バスケやるぞ」と誘われたので地元のチームに入ったのがバスケを始めたきっかけです。
中高大と部活にも所属はしていて高校時代には東京都ベスト4や関東大会ベスト8にも入っていますが出場機会はほとんど無かったですね。
大会とかに出たかったので大学時代に結成したのがK-SELECTでストリートの大会を中心に出場しています。
3x3のリーグが発足してからは毎年トーナメントexeやジャパンツアーにチャレンジしています。
ー 3x3設立当初からプレーされているとのことで、3人制のプレー歴が長いんですね!5人制との違いを教えてください。
1番に感じるのは展開の早さが5人制とは全然違うと思います。
12秒のショットクロックの中で勝つために点数を取り合うので攻守の切り替えがめちゃくちゃ早いです!
死ぬほど疲れます笑
あとファウルの基準も5人制とは違うので少しタフな面もありますね。
展開が早いのと激しい体のぶつかり合いや得点が入る機会も多いので見ているだけでもすごい楽しいですね!
ー たしかに、ファウルの基準が違うのかなというのは見ていて感じます。ファウルのペナルティも違うんですよね?
5人制であればチームファウルの累積が5個目からフリースロー2本です。
個人ファールも5回で退場になります。
3x3の場合はチームで7個目からフリースロー2本、10個以上だとフリースロー2本とボールポゼッション(攻撃権)が相手に与えられます。になります。
個人ファウルでの退場はありませんがファウルをしすぎると相手チームにボーナスを与えることになるので気をつけたい部分でもありますね。
ー なるほど、個人ファウルのカウントがないわけですね。
試合を見ていると監督やコーチなど指示を出す人がいないような気がするのですが・・
5人制とは違い3x3ではコーチや監督はベンチには入れない(外からの指示も禁止)ので選手同士でコミュニケーションを取り合い試合を進めて行きます。
なので普段の練習からどれだけチームとしての動きなどを浸透できてるか3x3を熟知してるかも鍵になってくると思います。
ー コミュニケーションが非常に大事になってくるのですね。最後に、松浦選手の思う3x3の魅力を教えてください。
まずゴールが1つと人数が6人いればどこでも気軽にできるところが魅力的だと思います。
試合はスピーディーで激しい攻防が見所で10分一本勝負かつ21点KOがあるので場合によってはアップセット(大番狂わせ)が起こる可能性がありチャレンジしてる人にはたくさんの可能性があるのが魅力ですね!
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ありがとうございます。少人数でそして1つのゴールがあればできる競技なので、気軽さというのは本当に魅力だと思います。
競技の認知度を上げていき、競技者が増えるといいなと思っています。
今回は、松浦選手に3x3と5x5の違いについてお話をお伺いいたしました。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。